用紙へのこだわり / MD用紙
MD用紙(ミドリダイアリー用紙)は、高品質の筆記用紙を求め、ミドリが1960年に開発し、その後、品質改良を重ね続けているオリジナルの紙。
目に優しい、薄いクリーム色の用紙です。
MD用紙は、国内の工場で抄造され、紙の厚さ、重さ、色などのスペック検査に加え、筆記特性についてもチェックされています。
そこでは、様々な筆記具を使い、インクのにじみ具合、乾きやすさ、裏抜けがないか、といったインクに対する特性、さらには、すべり具合、引っかかり具合といった書き味についても検査が行われています。
(※ 写真は、サイズが文庫サイズのものです。)
シンプルにまとめられた「素材感」のあるデザイン
表紙には、商品名、飾り罫などの印刷は一切ありません。
唯一、表表紙に型押しされた MD PAPERのロゴとMADE IN JAPANの文字が、アクセントとなっています。
ノートの「背」の部分は、寒冷紗と呼ばれる布と、栞紐が貼ってあります。
通常の製本では隠れている部分ですが、このノートでは、あえて表に出し、デザインのアクセントとなっています。
また、このノートでは、薄いパラフィン紙のカバーがかけられた状態で販売されています。
耐久性のある素材ではないため、このカバーを付けたまま使用すると、すぐに傷んでしまいますが、半透明のなかなか綺麗な質感です。
丈夫な「糸かがり綴じ」製本
製本方式は、糸かがり綴じ。
各用紙を糸で綴じているため、使用しているうちに、ページがバラバラになってしまう、ということの少ない、丈夫な製本です。
(※ 写真は、サイズが文庫版のものです。
「のど」の部分をよく見ると、かがり綴じしている糸を見ることができます。)
フラットに開きやすいノート
ページ数の多い厚みのあるノートを使う場合、「のど」の部分まで開くことが難しいと、どうしても書きにくくなってしまいます。
ところが、このノートでは、厚みの割に開きが良く、フラットに開きやすくなっています。
その秘密は製本工程。
このノートで採用している糸かがり綴じ製本では、糸綴じした紙の束を何冊かまとめて、一冊のノートにしていますが、このノートでは、一つの束として綴じる枚数を少なくし、その分、束の数を多くしてます。
(※ 写真の鉛筆は商品に含みません。)
「新書」ってどのくらいの大きさ?
サイズは、横105×縦175mm。
書籍の新書とほぼ同等の大きさで、システム手帳のバイブルサイズの用紙(95×171mm)とも近いサイズです。
かさ張らず、筆記面積もそこそこある、実用に便利な大きさです。
(写真で、商品の後ろにある斜線部分が新書サイズ(103×182mm)、 右のロディアNo.13が文庫サイズ(A6サイズ)となります。)