書き味に定評のあるフールス紙(クリーム)
使用している筆記用紙は、「高級クリームフールス」。
目に優しい、上品な薄いクリーム色。
光りにかざすと、紙を漉いた際にできる簀の目(すのめ)を確認できます。
このフールス紙は、万年筆での筆記を前提に作られた用紙。
書き味に定評があることに加え、インクの浸透が良く、裏抜けの心配も少ない紙です。
丈夫な「糸綴じ」製本
キャンパスノートなどの一般的な大学ノートでは、多くの場合、「無線綴じ」という方法で製本されています。
この「無線綴じ」は、用紙の背をのりで接着する方法。
このため、長期間使用していると、のりの部分がはがれて、用紙がバラけてしまうことがあります。
一方、このノートの製本は「糸綴じ」式。
用紙が糸で縫ってあるため、長期間使用しても、ページがバラバラになってしまうことの少ない、丈夫な製本です。
サイズはA5
サイズは、横148mm×縦210mm。
オフィスのコピー用紙で一般的な、A4サイズの半分の大きさ。
A4サイズの普及に伴い、最近特に注目され、種類が多くなっているサイズです。
B5サイズの大学ノートに慣れていると、ちょっと小さく感じますが、実際に使ってみると、筆記面積は割合、十分にあります。
また、 机で広げても場所を取らないので、大変、使い易いサイズです。
(写真で、商品の後ろにある斜線部分がB5(大学ノート)サイズ。
右のロディアNo.16がA5サイズとなります。)
「ツバメノート」について
ツバメノートは、1936年の創業。
1947年から大学ノートを作り続けている、ノートの老舗です。
その実力は、日本よりも、むしろ海外での方が、評価されているかも知れません。
「ザ・コンランショップ」のバイヤーの目に留まり、海外のショップで販売されたというのは、有名な話。
また、それ以前にも、アニエス・ベーからの依頼で、アニエス・ベーのサイン入りノートも限定製作しています。
控えめでありながら、用紙の品質や丁寧な製本に妥協しない姿勢が、ロングセラーの秘訣かも知れません。