満寿屋オリジナルクリーム紙
用紙は、原稿用紙の満寿屋が書き心地にこだわった、オリジナルクリーム紙。
目に優しいクリーム色の用紙です。
この用紙は、特に、万年筆での筆記を想定して開発された紙で、インクのにじみ、裏抜けに強く、滑らかな書き心地です。
(もちろん、ボールペンや鉛筆でも、快適な書き心地です。)
罫線のカラーは3種類
一冊(60枚)の中の罫線の色は、全部で3種類。
赤、紺、茶、それぞれの罫線の用紙が、20枚ずつ綴じられています。
「ハガキサイズ」の大きさのイメージは?
サイズは、横100×縦148mm。 A6サイズとほぼ同等。
メモ帳で一般的なB7サイズ(91×128mm)より、一回り大きなサイズです。
(写真で、商品の右は、ロディアNo.12(85×120mm)となります。)
満寿屋について
満寿屋は、明治15年創業の紙店。
物資が統制され、原稿用紙も不足していた時代、若き日の丹羽文雄氏のリクエストで、原稿用紙を作り始めたところから、満寿屋の原稿用紙が始まっています。
ワープロの普及以前、原稿用紙に万年筆で筆記するのが、作家の主な創作スタイルだった頃、罫の色・太さ、マス目の形、ルビの有無など、作家の様々な要求に応えた満寿屋の原稿用紙は、 川端康成、井上靖、司馬遼太郎、浅田次郎、吉川英治、平岩弓枝、宇野千代、横溝正史、などなど、実に多くの著名な作家から愛用されました。
そうしたプロの要求に応えるため、満寿屋は、紙漉の段階から立会い、「パーカー」「シェーファー」のインクを 使って、にじみや書き味を点検しています。
印刷するための紙ではなく、書くための紙。
再生紙が主流の昨今、書き味を重視し、パルプ100%にこだわり、高品質な原稿用紙を作り続けています。