ペーパーブランクス / Paperblanks
Turquoise Chronicles
ターコイズ
(ミディフォーマット/横罫)
深みのある緑青色のベースに施された、金色の装飾。
凹凸や錆びを感じさせるようなプリントも、雰囲気たっぷりです。
ノート側面のエッジプリントや、アンティーク調の留め金など。
年代を経た古い書物のような佇まいのノートです。
- ※ この商品はノートです。(ダイアリーではありません。)
- カバー : ハードカバー 留め金付き
- サイズ : ミディ 130×180mm 240ページ
- 紙面 : 横罫
- 販売価格(税込) : 3,190 円
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Turquoise Chronicles について
デザインのモチーフとなっているのは、「Chroniques(年代記)」という書物。
1514年にパリのサレル製本所によって発行されたものです。
当時は、国王の文芸保護政策もあり、文化活動が活発になったフランス・ルネサンスの時代。
イスラム圏で発展した金箔押しの技術も、この頃にフランスに伝わりました。
オリジナルの書物は、今も英国図書館に所蔵されているようで、実際のデザインもサイトで見ることができます。
(⇒オリジナルの画像はこちらから )
リンク先を確認すると、オリジナルの表紙素材はカーフとのこと。
ベースの色は茶〜こげ茶となっており、本シリーズのターコイズとは、大分雰囲気が異なるようです。
「ミディフォーマット」ってどのくらいの大きさ?
ミディフォーマットのサイズは、130×180mm。
これはほぼB6版の大きさです。
印象としては、ハードカバーの単行本に近いイメージ。
それ程かさばらず、筆記面積もそこそこある、バランスの良い大きさです。
(写真で、商品の後ろにある斜線部分がA5サイズ、右のロディアNo.13がA6(文庫本)サイズとなります。)
上質な作りを感じさせる、製本、カバースタイル
表紙は、アンティーク調の留め金で、表表紙と裏表紙を留めるスタイル。
また、三方の小口に、模様が薄くプリントされているのも、このシリーズの特徴です。
製本方式は、高級ノートに欠かせない糸綴じ製本。
各折り丁を本の背に無線綴じではなく、糸綴じにて製本しています。
このため、耐久性が高く、長期間の使用でもページが散逸することが少なくなっています。
裏表紙にはフリーポケット
裏表紙の見開きには、フリーポケットがあり、メモなどが収納可能です。
見たいページをすぐに開ける栞紐も付いています。
(※写真は、ミディフォーマットのものです。)
風合いのある美しい用紙
本文には持続可能な森林からのパルプを原料とした、中性紙を使用。
つるつるとした光沢感を持つタイプではなく、自然な風合いでインクの吸収の良い用紙です。
美しい白色はインクの発色も良く、様々なインクを楽しみたくなります。
透かして見ると、高級ノートに使われるレイド紙(※)特有の、簀の目(すのめ)を確認することができます。
比較的厚めの紙ですが、インクフローの多い万年筆等では、滲みや裏抜けの可能性もあります。
万年筆でのご使用を予定されている方や滲み、裏抜けが気になる方は、ご留意ください。
※レイド紙 : 針金で作られた漉き桁で紙を漉くと、紙に微妙な薄厚の差が生じ、簀の目状の模様となります。
このような紙をレイド紙と呼び、高級ノートや便箋等で使われています。
(※写真は、ミディフォーマットのものです。)
ペーパーブランクスは、カナダのバンクーバーを拠点とするノート、ダイアリーのブランド。
北米をはじめ、イギリス、フランス、ドイツ等の欧州でも非常に高い評価を得ています。
ペーパーブランクスがモチーフとするのは、世界の優れた芸術品や美術工芸品。
オリジナルの美しさや芸術性は、細心の注意を払ってデザインや質感に取り入れられています。
美しく精緻なデザインに加え、手作業による丁寧な製本で、他のメーカーとは一線を画するブランドとなっています。
また、本文用紙には、持続可能な森林からのパルプを使用。
表紙の板紙にはヨーロッパ産の100%再生紙を使用するなど、環境に対して真摯に取り組む一面も持っています。