ペーパーブランクス / Paperblanks
ロココ
イブニングパーティー
(ミディフォーマット/横罫)
ロココは、18世紀に花開いた美術・建築様式。
それ以前のバロックとは異なり、優美で女性的、時に官能的とも称される様式です。
ペーパーブランクスの「ロココ」は、そんなロココ様式のエッセンスをデザインしたシリーズ。
ロカイユと呼ばれる複雑な装飾が描かれた、耽美的な美しさのあるノートです。
※製造工程の関係で、マグネットカバーの裏面に跡が見られます。予めご了承下さい。
- ※ この商品はノートです。(ダイアリーではありません。)
- カバー : マグネット式カバースタイル
- サイズ : ミディ 130×180mm 144ページ
- 紙面 : 横罫
- 販売価格(税込) : 2,310 円
- ※申し訳ありません。この商品は完売しました。再入荷の予定はありません。
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ロココ シリーズについて
ロココ様式が花開いたのは、18世紀の頃。
それ以前のバロックでは、王侯貴族の権力を誇示するような豪華で力強いスタイルが主流。
その反動から、ロココでは同じように華やかな様式でありつつも、より繊細で女性的なデザインが好まれています。
そして、ロココ様式の特徴の一つが、ロカイユと呼ばれる装飾。
貝殻模様や植物の蔓・蔦等が複雑な曲線を描き、時に、官能的で妖しげな雰囲気を醸し出します。
今回の「ロココ」では、特に「イブニングパーティー」で、そうしたエッセンスが良く表現されています。
「ミディフォーマット」ってどのくらいの大きさ?
ミディフォーマットのサイズは、130×180mm。 これはほぼB6版の大きさです。
印象としては、ハードカバーの単行本の大きさに近いイメージです。
それ程かさばらず、筆記面積もそこそこある、バランスの良い大きさです。
(写真で、商品の後ろにある斜線部分がA5サイズ、右のロディアNo.13がA6(文庫本)サイズとなります。)
上質な作りを感じさせる、製本、カバースタイル
ハードカバーの裏表紙が、くるむように表表紙にかかり、マグネットによって固定しています。
吸い付くようにパタン、と閉じる感触は、癖になる心地よさです。
製本方式は、高級ノートに欠かせない糸綴じ製本(※)。
各折り丁を本の背に無線綴じではなく、糸綴じにて製本しています。
このため、耐久性が高く、長期間の使用でもページが散逸することが少なくなっています。
※ スマイス式糸綴じ製本 : ペーパーブランクスでは、この製本スタイルを、一世紀前に糸綴じ製本機械の開発に成功したスマイス社にちなんで、スマイス式糸綴じ製本と呼んでいます。
裏表紙にはフリーポケット
裏表紙の見開きには、フリーポケットがあり、メモなどが収納可能です。
見たいページをすぐに開ける栞紐も付いています。
(※写真は、「イブニングパーティー ミディフォーマット」のものです。)
風合いのある美しい用紙
本文には持続可能な森林からのパルプを原料とした、中性紙を使用。
つるつるとした光沢感を持つタイプではなく、自然な風合いでインクの吸収の良い用紙です。
美しい白色はインクの発色も良く、様々なインクを楽しみたくなります。
透かして見ると、高級ノートに使われるレイド紙(※)特有の、簀の目(すのめ)を確認することができます。
比較的厚めの紙ですが、インクフローの多い万年筆等では、滲みや裏抜けの可能性もあります。
万年筆でのご使用を予定されている方や滲み、裏抜けが気になる方は、ご留意ください。
※レイド紙 : 針金で作られた漉き桁で紙を漉くと、紙に微妙な薄厚の差が生じ、簀の目状の模様となります。
このような紙をレイド紙と呼び、高級ノートや便箋等で使われています。
(※写真は、「アーティストビジョン モーツァルト 狩 La Chasse ミニフォーマット」のものです。)
ブランド「Paperblanks」について
ペーパーブランクスは、カナダのバンクーバーを拠点とするノート、ダイアリーのブランド。
北米をはじめ、イギリス、フランス、ドイツ等の欧州でも非常に高い評価を得ています。
ペーパーブランクスがモチーフとするのは、世界の優れた芸術品や美術工芸品。
オリジナルの美しさや芸術性は、細心の注意を払ってデザインや質感に取り入れられています。
美しく精緻なデザインに加え、手作業による丁寧な製本で、他のメーカーとは一線を画するブランドとなっています。
また、本文用紙には、持続可能な森林からのパルプを使用。
表紙の板紙にはヨーロッパ産の100%再生紙を使用するなど、環境に対して真摯に取り組む一面も持っています。