ペリカン ／ Pelikan

コネクト について

スーベレーンシリーズを始め、クラシカルなデザインが主流のペリカンにおいて、コネクトは、モダンさ、先進さが際立つモデル。

グリップ部分は、断面が円形となる紡錘形に近い形状ですが、それより上の軸は、円柱状の軸の両サイドを大胆にカットした、直線基調のデザイン。
天冠を覆う形状のクリップは、蝶番で稼働するスタイルとなっています。

ペン芯の出し入れは、グリップ部分をツイストする方式。
軽すぎず、重すぎず、しっとりとした感触で、作りの精密さを感じさせます。

デザインの品の良さ、金属の質感の高さ、作りの丁寧さなど、割合と高級感のある仕上がりで、価格（メーカー希望小売価格：5,250円（税込） ）を考えると、なかなかお買い得感のあるモデルと言えそうです。

コネクトのサイズイメージ

本商品のサイズイメージは、写真（写真中央）の通り。

サイズの比較用で並べてあるのは、一番左は、パイロット　「Dr. Grip Full Black （ドクターグリップ　フル　ブラック）」。
一番右は、三菱鉛筆　「JETSTREAM （ジェットストリーム）」、となります。

Pelikan について

印象的な、鳥の親子が見つめ合う、愛らしいブランドロゴ。
「ペリカン」は、170年以上の歴史を持つ、高級筆記具メーカー。
モンブランと並び、現代の万年筆を代表するブランドでもあります。

その歴史は、1832年、ドイツ・ハノーバー家の宮廷画家を父に持つ化学者、カール・ホーネマンが、独自の製法で、絵の具の生産を始めたことに始まります。

そして、1932年、当時すでにインクのトップメーカーとして、世界的に評価されていたペリカンは、筆記具の製造に着手。
モデル100型、緑縞、14Kペン先の万年筆の販売を開始し、一躍注目を集めました。
「ベニスに死す」などで有名なトーマス・マンや、「西部戦線異状なし」を著したレマルクも、ペリカン万年筆の愛好者として知られています。

また、1997年には、ドイツの万年筆専門誌「スクリプタム（Scriptum）」による、世界の万年筆人気投票で、ペリカンの「スーベレーンM800　緑縞」が、モンブランの「マイスターシュテック 149」を抑え、「ペン・オブ・ザ・イヤー 1997」を獲得しています。

創業以来、高品質をモットーに製品を作り続けてきたペリカン。
比較されることの多いモンブランが、トータルブランドとして、多様な製品展開をしているのに対し、ペリカンは、あくまでも高級筆記具メーカーとして、伝統的なクラフトマンシップに従って、高品質な製品を生み出し続けています。