懐かしい“空想科学小説”の世界

ジュール・ヴェルヌ、という名前を聞いて、皆さんどんな印象を持たれるでしょうか?

私の場合、最初は「どこかで聞いた名前だな?」…
…で、徐々に思い出してきました。

小学校の頃にワクワクして読んだたくさんの冒険小説。
「八十日間世界一周」、「海底二万哩」、「タイムマシン」などなど。
現実にはない装置を作り、冒険に旅立つこれらの本、当時は”空想科学小説”って呼ばれていました。(同年代の人には分かるかと思います。)

ジュール・ヴェルヌは、そんな空想科学小説の金字塔、「海底二万哩」の作者。
そして、今回ご紹介するアイテムは、まさにその「海底二万哩」の直筆原稿をデザインにしたノートです。

ペーパーブランクス アーティストビジョンコレクション
ジュール・ヴェルヌ「海底二万哩」

 

ペーパーブランクス/ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩 正面表紙に描かれるのは、巨大海草の林立する、深い青緑色の深海。
左側の金色の文字が、「海底二万哩」の直筆原稿。
右側の文字がジュール・ヴェルヌのサインです。

 

ペーパーブランクス/ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩 背面裏表紙には、潜水艦の丸い窓を挟んで、巨大イカと対峙する、ネモ船長の姿。
これこそ、まさに空想科学小説の挿絵ですね。
スマホゲームの「Fate Grand Order」にも登場する、ネモ船長とノーチラス号。
その原型は、こんな感じだったんですね。

SF(サイエンス・フィクション)の父、ジュール・ヴェルヌ

ここで、ヴェルヌについて、ちょっと補足しますと。
フランスの作家ジュール・ヴェルヌは、1828年、フランス西部のナントの生まれ。
生家はロワール川の中州の一つであるフェドー島にあったそうです。
(フェドー島は、1930年代の埋め立てにより、今は陸続きになっています。)

大西洋への玄関口に位置し、古くから貿易で栄えたナント。
「八十日間世界一周」、「海底二万哩」、「地底旅行」、「月世界旅行」などなど。
彼の小説の多くが未知の世界への冒険であることは、彼の生まれ育ったナントの街の影響かも知れません。

ヴェルヌは11歳のとき、初恋相手にサンゴの首飾りを買ってあげようと、
水夫見習いとしてインド行きの帆船に乗船しています。
これは父親に見つかり遭えなくとん挫しますが、彼の海と冒険への憧れが良く表れているエピソードです。

冒険心と想像力にあふれ、生涯に渡りSF、冒険小説の傑作を生みだしたヴェルヌ。
現在、ナントには、彼のイマジネーションに触発されたアミューズメント・パーク
「レ・マシーン・ド・リル(Les Machines de L’ile)」があり、訪れる人々を楽しませています。

(※ レ・マシーン・ド・リルの情報は以下のリンク(英文)をご覧ください。
画像だけでも、とても魅力的です!)

Les Machines de l?le

Les machines de l'le : discover Machine of the isle of Nantes…

 

 

ペーパーブランクス/ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩 アップさて、写真のノートに戻りましょう。
ヴェルヌの筆跡を見ると文字に少しクセはありますが、字の並びはきちんと揃っていて、きちんとした印象です。
結構、几帳面な人柄だったのかも知れませんね。

 

ペーパーブランクス/ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩 概観ハードカバーの表紙のスタイルは、ペーパーブランクスお得意のマグネット式。
裏表紙がくるむように表表紙にかかり、内蔵の磁石でぴたっとくっつきます。

 

ペーパーブランクス/ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩 表紙開サイズは、ほぼB6版と同じ程度。
ハードカバー製本なので、まさに単行本をノートにした感じ。
しっかりした作りなので、日記や書写用のノートにも良いかもです。

手にするたびに、子供のころのワクワクした気持ちが甦ってきそうです。

 

ペーパーブランクス/アーティストビジョン コレクション ジュール・ヴェルヌ 海底二万哩(ミディフォーマット/横罫)

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