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ナクタネッレ 正面
ナクタネッレ 背面 ナクタネッレ 概観 ナクタネッレ クローズアップ

ペーパーブランクス / Paperblanks


ナクタネッレ
(ミニフォーマット/横罫)


まるで古城の扉のような、威厳と重厚さを感じさせる装丁は、1829年に出版されたトーマス・ムーア詩集を飾った、アンティークなフランス製本を、再現したもの。
カバーには、真鍮のような色合いの留め金付き。
古書のような佇まいの、落ち着いた雰囲気の一冊です。

  • ※ この商品はノートです。(ダイアリーではありません。)
  • カバー : ハードカバー 留め金付き
  • サイズ : ミニ 100×140mm 240ページ
  • 紙面 : 横罫
  • 販売価格(税込) : 2,310 円
  • ※申し訳ありません。この商品は完売しました。再入荷の予定はありません。

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「ナクタネッレ」について

ナクタネッレ シリーズ 本シリーズは、1829年に A. & W. Galignani から出版された、トーマス・ムーアの詩集を飾った、アンティークなフランス製本を再現したもの。

モデルとなった書物では、当時好まれていたモロッコ皮の表紙に、重厚な造作、入念な仕上げを施し、造詣の深い愛書家が讃える、背バンド装がなされています。
また、カバーのデザインには、円花装飾や螺旋、葉紋など、当時流行した建築仕様が、反映されています。

本シリーズのテーマである “装丁芸術”、フランス語でルリュールと呼ばれる、芸術、工芸の分野は、日本では、あまり馴染みのないものですが、このノートを見ていると、書物の装丁に対する熱意や、歴史の深さといったものが感じられ、ひいては、ヨーロッパの文化の中で、書物がいかに大切にされてきたのかを、うかがい知ることができます。


「ミニフォーマット」ってどのくらいの大きさ?

ナクタネッレ サイズ比較 ミニフォーマットのサイズは、100×140mm。 これはほぼA6版の大きさです。

サイズのイメージとしては、厚手の文庫本を、ハードカバーにした印象。
少々小振りですが、ページ数がありますので、日記帳としても使いやすい大きさです。

(写真で、商品左のロディアNo.13がA6(文庫本)サイズとなります。)




上質な作りを感じさせる、製本、カバースタイル

ナクタネッレ 留め金 アンティーク調の留め金で、表表紙と裏表紙を留める形です。
また、小口の部分には、表紙デザインに合わせた模様がプリントされています。

製本方式は、高級ノートに欠かせない糸綴じ製本(※)。
各折り丁を本の背に無線綴じではなく、糸綴じにて製本しています。
このため、耐久性が高く、長期間の使用でもページが散逸することが少なくなっています。

※ スマイス式糸綴じ製本 : ペーパーブランクスでは、ここで採用している製本スタイルを、一世紀前にそれまでの手綴じ製本から糸綴じ機械の開発に成功したスマイス社にちなんで、スマイス式糸綴じ製本と呼んでいます。


裏表紙にはフリーポケット

ナクタネッレ ポケット 裏表紙の見開きには、フリーポケットがあり、メモなどが収納可能です。
見たいページをすぐに開ける栞紐も付いています。







風合いのある美しい用紙

ナクタネッレ 用紙面 本文には持続可能な森林からのパルプを原料とした、中性紙を使用。
つるつるとした光沢感を持つタイプではなく、自然な風合いでインクの吸収の良い用紙です。

美しい白色はインクの発色も良く、様々なインクを楽しみたくなります。
透かして見ると、高級ノートに使われるレイド紙(※)特有の、簀の目(すのめ)を確認することができます。

比較的厚めの紙ですが、インクフローの多い万年筆等では、滲みや裏抜けの可能性もあります。
万年筆でのご使用を予定されている方や滲み、裏抜けが気になる方は、ご留意ください。

※レイド紙 : 針金で作られた漉き桁で紙を漉くと、紙に微妙な薄厚の差が生じ、簀の目状の模様となります。
このような紙をレイド紙と呼び、高級ノートや便箋等で使われています。


ブランド「Paperblanks」について

カナダのバンクーバーを拠点に、アメリカをはじめ、イギリス、フランス、ドイツ等のヨーロッパ諸国でも非常に高い評価を得ています。

ペーパーブランクスは、世界の優れた芸術品や美術工芸品をモチーフとし、オリジナルの美しさや芸術性を損なわないよう、細心の注意を払ってデザイン、色彩、質感に取り入れています。
また、各製品の最終ページでは、その製品のデザインのテーマや芸術的背景を紹介しています。
製本工程のほとんどは手作業で行われており、美しく精緻なデザイン、丁寧な製本で、他のメーカーとは一線を画するブランドとなっています。

また、本文用紙には、持続可能な森林からのパルプを使用、表紙の板紙にはヨーロッパ産の100%再生紙を使用するなど、環境に対して真摯に取り組む一面も持っています。